相続税申告は全員しなければならないのですか?
亡くなった方の遺産総額が基礎控除額を超える場合には相続税申告が必要となります。 基礎控除額を下回る場合には、相続税の申告義務はありません。 遺産総額とは、亡くなった方のプラスの財産(不動産・現預金・株式・貴金属・自動車等)から、マイナスの財産(借入金・葬式費用等)を差し引いて計算します。さらに、生命保険金、死亡退職金等のみなし相続財産がある場合や、贈与(3年内加算、相続時精算課税贈与)をしている場合には、それも加算して計算することになります。 基礎控除とは、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」の計算式で算出します。 法定相続人の数によって、基礎控除額は変わりますので、故人ごとにしっかり算定する必要があります。