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社会保険料の企業負担軽減策について

厚生労働省は、企業が従業員の社会保険料の一部を肩代わりした場合、その8割を還付する特例を導入する方針を発表しました。この制度は、短時間労働者(パート等)の「106万円の壁」対策の一環として、企業の負担を軽減し、従業員の手取り減少を緩和することを目的としています。

特例のポイント

  • 対象従業員:年収151万円未満の短時間労働者
  • 対象企業:従業員50人以下の企業・5人以上の個人事業所
  • 肩代わりの還付率:企業が負担した額の80%
  • 実施期間:2026年10月から3年間

例えば…
年収106万円の従業員の場合、社会保険料(年金+医療)は約1万2千円。企業が約6千円を追加負担した場合、その80%(約5千円)が還付される仕組みです。

メリット

  • 企業の負担が軽減
  • 従業員の手取り減少を抑制
  • 短時間労働者の労働時間調整の負担を軽減

注意点

  • 特例は3年間の時限措置です。
  • 国会で関連法案が成立した場合に適用されます。
  • 詳細な条件や申請手続きは、今後の公式発表を要チェック!

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