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伝わる発信/伝わらない発信、その違いとは?

情報発信の際、一度にたくさんの情報を盛り込んだり、複数の商品をアピールしようとした経験はありませんか?

例えば・・・

  • DMやチラシにあらゆる情報をスペースに入るだけ載せている
  • 自社の情報を発信する時につけるHPリンク先はいつもTOPページにしている(TOPページはHP内の情報を網羅しているから)

実は、このように色々な情報を詰め込んだ発信というのは「伝わらない発信」になってしまっている場合が多くあります。

今回のコラムは、「あれこれ詰め込んだ発信がなぜ伝わりづらいか?」についてお届けしたいと思います!

多くの情報を盛り込んでしまう心理とは?

多くの情報を盛り込んでしまう時というのは、どういう心理なのでしょうか?
まずはそれを少し想像してみました。

「どんな人にも興味をもってもらえるように、色んな情報を載せておこう。」

「見てくれる人に、アレもコレも全部おすすめしたい!」

「何に興味を持ってくれるかイマイチ分からない。不安だから色々載せておこう。」

こんな風にとにかく自分のことを「伝えたい」、「知ってほしい」、「興味を持って欲しい」、「良い印象を持って欲しい」といった気持ちがとても強い状態だと言えると思います。
このような状態の時は、情報を受け取る側の視点に立った配慮が不足していたり、情報を届けたい相手自体がイメージ出来ていない可能性があるため注意が必要です。

訴求点はカメラの「ピント」のようなもの

情報発信における「訴求点」というのは、例えるならばカメラの「ピント」のようなものだと思います。
ピントの合っていない写真というのは、まるで霧がかかったように写真全体がぼやけて、じっくり見ても何が写っているかよく分かりませんよね。

では次の2種類チラシの訴求点を「ピント」だと考えた時、前から商品Aが欲しいと思っていた人は、次のどちらのチラシに興味を持つと思いますか?

■チラシ1(ピントが絞られていない訴求)
「当店はAもBもCもDもおすすめです!」

■チラシ2(ピントをAに絞った訴求)
「当店一番のおすすめは何と言ってもAです!」

おそらくチラシ2の方が、商品Aの購入を検討している方の興味関心を誘うのではないでしょうか?
これに対し、チラシ1は商品A・B・C・Dを欲しいと考えている方全てにアプローチしていますが、各読み手からすると必要な情報と不要な情報が入り混じっていて分かりづらく、どの人も興味が湧きにくいかもしれません。

チラシ1のように、優先順位を付けずに詰め込んだ情報届けたい相手を決めずに発信した情報というのは、折角時間をかけて準備をしても結局はうまく伝わらないものになってしまう可能性が高いと言えます。

「情報の整理整頓」と「ターゲット設定」が大事

メッセージを届けたい相手(焦点)を決めることで、ピント(訴求点)は合ってくるものです。誰に向けての訴求かを決めると、届けるべき内容や届け方は自然と絞られてきます。

情報発信時にはこのことを意識しておくと、訴求の優先順位付け、取捨選択、といった情報の整理整頓がスムーズにできるのではないかと思います。

おわりに

今回はあれこれ詰め込んだ発信がなぜ伝わりづらいかについてや、情報発信する際に大事なポイントをご紹介しました。

アクシスの企画広報支援では、戦略や企画の立案から販促ツールの制作まで幅広くご支援させていただいております。
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