• 企画広報支援
  • コラム
  • お知らせ

支援事例紹介 ~新商品開発に伴うパッケージ制作~

先日、新商品開発を進められているお客様より、製品パッケージ制作のご依頼をいただきました。今回はそのご支援事例について、企画広報支援のサービス特徴も踏まえながらご紹介したいと思います。

企画広報支援にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、このコラムを読んでいただくと当サービスの理解が少し深まるかもしれません。新商品開発やデザイン制作のご参考としても、是非ご覧ください!

パッケージ制作の初回ヒアリング

今回のご依頼は「こういうものって、アクシスさんで作ってもらえませんか?」というご相談から始まりました。初回ヒアリングでお話を伺ったところ、今までご依頼いただく機会の無かった少し特殊なパッケージの制作にまつわるご相談でした。商品の中身は開発出来たけれど、それを梱包するパッケージの制作を何処に頼めば良いか分からず、お困りでいらっしゃいました。

ヒアリングではまず、お客様から商品概要のご説明や制作のご要望についてお話しいただきました。その中で 「こんな感じのおしゃれなパッケージを作りたい」とのご希望があり、英語で商品名の書かれたスタイリッシュなパッケージの画像も参考イメージとして見せてくださいました。

一通りお話を伺った後は、私からも質問をさせていただきながら新商品への理解をより深めていきます。まずは、ターゲット販売場所についての質問です。お話を聞いたところメインターゲットは60代以上のシニア世代で、販売場所はターゲットの利用が多いJAやホームセンター等になりそうです。

続いて、競合他社との差別化要素の有無についても質問しました。お客様の新商品はもちろん素晴らしい商品なのですが、希少性や独自性(例えば特許成分や製造方法等)を明確に打ち出すのは難しいとのこと。また販売価格も一般的な価格帯での販売をお考えでした。

ヒアリング時の質問、その目的とは?

ヒアリングで前述のような質問をするのは、「お客様が作りたいもの」と「ターゲットが求めるもの」の間にズレが無いかを確認することが目的です。

今回の事例では作りたいものと求められるもの間に、若干のズレを感じました。
これまでのやり取りを踏まえて、私からは「ご希望通りにデザインすることも可能ですが、このようなターゲットや販売路線を取る場合、おしゃれさ(=イメージ)よりも、分かりやすさや機能性(=スペック) を重視したデザインの方が戦略とマッチするかもしれません。いかがでしょうか?」と提案いたしました。

お客様の当初のご希望とは異なる提案でしたが、ヒアリングの経緯からお客様も「確かにそうかもしれない」とご納得くださり、分かりやすさを重視したデザインで進める運びとなりました。

その後の制作では、文字・柄といったデザインの見た目だけでなく、様々なシーンを想定しながら形にしていきました。(製造時・配送時に商品を守ってくれる素材かどうか、店頭にどんな風に商品が置かれるか、ユーザーの使いやすさはどうか等)
そして先日、完成品を無事お客様にお届けすることが出来ました。

事例から見た「企画広報支援」 の特徴とは?

アクシスグループの「企画広報支援」では、デザイン制作のご依頼においても私たちが考えるべきことはそのキャンバス上だけにとどまらない、と考えています。
今回の事例の様に、まずは初回のヒアリングでご相談の背景にある事柄やお客様の目的を一緒に共有した上で、マーケティング思考や想像力を持って進めていくことが当サービスの1番の特徴であり、強みです。

当サービスの打ち出しにもある『アクシスが貴社の企画部員となって実行と継続をサポートします』というフレーズの意味は、このようなところで感じていただけるのではないかと考えております。

おわりに

今回は新商品開発に伴うパッケージ制作のご支援事例紹介と合わせて、企画広報支援サービスの特徴についてもご紹介しました。

新商品開発などで「壁打ち相手が欲しい」「意図や目的を汲み取り、能動的に形にしてくれる人手が欲しい」とお考えのお客様がいらっしゃいましたら、何かしらお役に立てることがあるかと思います。些細な事でもお気軽にご相談ください!