• コラム
  • お知らせ

労力をかけてコミュニティを作ることの意外なメリットとは⁉

axis talk コラム動画版はじめました! 是非youtubeをご覧ください。

コミュニティを育み得られる効果

コミュニティを作ることにおいて労力はかかると思います。小規模でやるとしても、多頻度で、例えば毎月とか2 週間に1 回など、何かミニセミナーのようなものをやろうと思ったら、自分で内容を考えたり、あるいはゲストを呼ぶならその人にお願いして調整したりといった作業が発生します。コストはあまりかからないと思いますが、チラシを毎週配布するよりも労力はかかるでしょう。でもやっぱり、得られるメリットもたくさんあると思います。

集客に繋がるということ以外にも、良いことがたくさんあります。集客という意味では時間がかかるので、このコミュニティが育っていき、お客様をナーチャリングし、実際の売上につながるまでには、ある程度時間がかかる長い話だと思います。速効性のある施策も必要で、DM を送ったりチラシを配布したり、キャンペーンを実施したりすることも大切です。速効性という点ではそうした施策には劣りますが、長期的には集客以外にも良いことがたくさんあるので、一つの行動で何度もメリットが得られると感じています。

例えば、偶然の出会いを繋がりに変えることができるというメリットがあります。これはどういうことかというと、例えば、銀行の経営方針発表会後の懇親会で、初対面の経営者さんと名刺交換をすることがあります。今なら名刺交換してそれで終わりであまり繋がりが続かないわけです。しかし、毎月のイベントやミニセミナー、勉強会といったコミュニティがあれば、名刺交換の際に「こういったコミュニティもあるので、参加してみませんか」と声をかけることができます。もちろん全員が参加するわけではありませんが、その中で通常なら名刺交換だけで終わる関係が、コミュニティを通じてつながり続けることができるのです。この偶然の出会いが、潜在顧客として繋がり続ける可能性を生むという点で、大きなメリットだと感じます。

また、情報や協力者が集まってくるという利点もあります。コミュニティを作り、毎月や月に2 回程度の勉強会や見学会、セミナー、相談会を開催していれば、情報を聞きつけて「一緒にコラボしませんか」「こういうこともやってくれませんか」「少し話をさせてもらえませんか」という人たちが集まってくるでしょう。そういった繋がりが自社のサービス強化に繋がったり、新たなコラボレーションで今までできなかったことが可能になることもあります。

採用や従業員の育成においても期待

さらに、採用にも効果的だと思います。コミュニティを運営・維持していることは、当然ホームページやInstagram にも反映されますし、これをアピールすることも大切です。採用支援においては、まず求人票で目立たないと、そもそも関心を持ってもらえません。求人票で興味を持たせ、ホームページやInstagram を見に来た時に、コミュニティが運営されていることで「この会社はアクティブだな」と感じてもらえ、応募に繋がりやすくなります。ポジティブな人が興味を持ち、応募の可能性が高まるのではないでしょうか。また、ミニセミナーを定期的に行うと、その内容を考えたり調べたり、さまざまなゲストを招いて情報交換をしたりすることが、自社の商品やサービスの開発のヒントになります。例えば、参加者から「こういうサービスがあったら嬉しい」などの要望が寄せられた時、それを形にする機会になることもあります。こうした活動が、商品やサービスの開発のネタ作りにつながるのです。

さらに、従業員の育成にも役立ちます。コミュニティでミニセミナーや相談会、見学会、勉強会、ゲストを招いたトークイベントなどを開催し、それに従業員や若手スタッフも参加させたり、動画を撮影して見せたりすることで、業務に関連する新たな視点や情報を学ぶ機会が提供できます。もちろん、目の前の収入を増やすためにチラシ配布や割引券配布など速効性のある施策も必要です。しかし、長い目で見れば、こういった取り組みは企業にとって本質的で、1 つの行動が何度でもメリットをもたらす効果的な戦略になると考えます。アクシスもコミュニティ作りを進めています。「やるぞ、やるぞ」と言ってなかなか実現していませんが、社員も含め一緒に企画しています。ミニセミナーや相談会、ゲストを招いたトークイベント、ゴルフ会などを通じて、コミュニティ作りを本格化したいと思っています。ぜひ、参加していただきたいです。

「私もそういうことをやりたい」と思われる方は、情報交換や具体的な話も歓迎ですし、「手伝って」というご相談も大歓迎です。例えばセミナーのテーマリスト作成や宣伝方法の準備、また1 回で終わらせず、動画にして従業員に見せたり、ダイジェストをホームページで紹介したりと、興味を持ってもらえるように工夫も可能です。コミュニティを維持するためには、LINE 公式アカウントやInstagram で顧客情報を管理し、告知がしやすい状態にしておくのが便利です。コミュニティ作りはやるべきことが多く、手が足りないと感じることもあるでしょうが、当社でサポートさせていただきます。一緒に取り組んで、良いコミュニティを作っていければ幸いです。