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【130万円の壁】対策パッケージについて

パートやアルバイトなどで働く人の「年収の壁」対策パッケージの概要が政府より発表されました!この対策は、従業員数によって異なります。

 

従業員数100人以下の企業

年収130万円を超えると扶養から外れるという現行の制度を一時的に緩和します。残業などで一時的に収入が増えた場合でも、事業主がその理由を証明すれば、2年間は扶養のままでいられます。

 

従業員数101人以上の企業

年収106万円を超えると社会保険に加入する必要がありますが、その保険料を企業が負担する(肩代わりする)場合は、政府から補助金が支給されます。補助金は従業員1人当たり最大50万円までです。

この対策は、現在の制度を一時的に緩和するものであり、将来的には根本的な見直しで対応される予定です。

 

Q1 2年間は扶養を継続できるとあるが、2年経過後は扶養から外れるの?

A1: 2年経過後は、現行の制度に戻ります。つまり、年収130万円を超える収入が見込まれる場合は扶養から外れることになります。

 

Q2 企業が補助をして、50万円をもらっても1回きり?それがなくなったら、社保料を補填した分だけ企業の負担に残ってしまうの?

A2 : 政府からの補助金は従業員1人当たり最大50万円です。補助金の詳細や申請方法などはまだ発表されていません。発表され次第、お知らせいたします。

 

Q3 その後は「根本的な見直しで対応する予定」と書いてあるが、どのような方向性なの?

A3: この問題の根本原因は第3号被保険者制度にあります。この制度では専業主婦やパートタイマーなど会社員に扶養される配偶者が、保険料負担なしで年金をもらえるように優遇されています。しかし、共働きが主流になった現代社会では、不公平感や働く意欲の低下などの問題が生じています。そこで、この制度の改革が検討されています。

更なる詳細が発表されましたら、あらためてご案内いたします。